この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
占いサイト(サクラサイト)において、架空の鑑定士から「お金に一生困らない」ための助言を得るためにやりとりをしていたが、鑑定士とのやりとりで必要なポイントをご合計500万分をクレジットカード及び電子マネー(ネットライドキャッシュ)で購入してしまった。その後、鑑定士とは全く別のサクラから誠実に相談に乗ってくれたら「お礼に相談料として1億円をあげる」といったメールが送られてきた。サクラから「相談料を受け取るためにはアップルギフトカードで様々な名目の費用を支払うことが必要」と言われ合計1200万円分を支払ってしまった。
解決への流れ
サクラサイト運営会社は海外法人であり、アップルギフトカードによるポイント購入の場合には決済代行会社が介在していないことから一般的には返金が困難なケースであった。相談者は複数の法律事務所で相談しても回収が難しいということで断られて、最後の頼みの綱として弊事務所に相談。アップルギフトカード以外の支払い(クレジットカード及び電子マネー)からサイト運営会社の決済代行会社を特定し、アップルギフトカードに関する分も含めて返金を要請した。その上で、サクラサイト運営会社のメールアドレスの開示を受けて、サクラサイト運営会社に対して刑事告訴手続の準備を進めていることを伝えた。結果的に、サイト運営会社から全額返金(但し分割払い)したいとの連絡があり、決済代行会社を通じて1100万円を一括払いで和解して回収を実現した。
アップルギフトカードによるポイント購入は決済代行会社が介在しないことから、返金をすることが困難であり、弁護士に相談しても断られてしまうことが多いです。しかし、本解決事例のように、他に一部でもクレジットカードや電子マネーの支払いが混ざっている場合だったり、サイトとのやりとりがまだ続いている場合には、何らかの返金の糸口を見つけて高い割合の返金を実現することも可能です。私は、アップルギフトカードによるポイント購入のような返金が一般的に難しいケースでも何らかの糸口を見つけて返金につなげる知識と経験がありますので、「返金が難しいと他の弁護士事務所で断られたようなケース」でも、返金を諦める前に弁護士久貝まで是非一度ご相談下さい。