この事例の依頼主
80代以上
相談前の状況
Aさんは,交通事故により両足を骨折する等し,入院を余儀なくされました。骨折は癒合したものの,長期間の入院により,事故前からの持病が一気に進行してしまいました。
解決への流れ
一度目の後遺障害等級認定においては,持病の急速な進行について十分な評価がされず,低い等級が認定されるに留まったため,持病のかかりつけ医による回答書等を追加提出資料として後遺障害異議申立てを行いました。その結果,持病の急速な進行が交通事故と因果関係があると判断され,当初の認定を大幅に上回る等級が認定されました。
後遺障害等級認定の異議申立てによって等級認定の変更を実現するためには,従来の主張を繰り返すだけでなく,主張を裏付ける医証等の資料をいかに追加提出できるかが重要です。本件では,持病のかかりつけ医に対し要点を押さえた質問を行い,効果的な回答を得られたことが,大幅な等級認定の変更に繋がりました。